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VPNとは何か初心者に簡単に解説!必要性や導入方法もまとめてみた

VPNとは何か初心者向けに簡単に解説!必要性と導入方法は?
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VPNとは何か初心者に簡単に解説!必要性と導入方法についてもご紹介していきます。

ネット社会となった今、プライベートでも仕事でもWi-Fi接続必須な日常を送られている方が多いと思いますが、セキュリティに不安はありませんか?

特に意識した事が無い方や、日本なら大丈夫!と思われている方もいるかと思いますが、中には悪質な方法でインターネット上の情報を盗もうとする人もいます。

大切なデータや情報を渡さないために、自分の身は自分で守る備えが必要です。

そこで今回は、今注目の「VPN」について詳しく解説していきます!

導入方法や接続方法についてもくわしく解説していきますので、早速検討してみてくださいね♪

 

VPNとは何か?初心者向けに簡単に解説

VPNとは何か初心者向けに簡単に解説!

VPNとは「Virtual Private Network(仮想専用回線)」の略称で、仮想の専用線をネットワーク上に構築する技術の一つです。

VPN接続を利用する事で高いセキュリティが保たれるため、ビジネスシーンで活用される事も多いです。

近年、Wi-Fiを利用する機会は増え続けていますし、街中などで無料Wi-Fiに接続する機会もありますよね。

コロナ禍になりリモートワークに切り替わった事で、社外のWi-Fiを使って作業をされている方もたくさんいらっしゃると思います。

ただ、実は街中で使えるWi-Fiにはたくさんの危険が潜んでおり、残念ながらセキュリティ対策が万全とは言えません。

暗号化をしていない環境で通信を行うと、

  • 仕事のデータ
  • ネットショッピングの情報(クレジットカードや口座情報、氏名・住所などの個人情報)
  • メールの内容
  • サイトなどのログインIDやパスワード

など、他人に知られたくない情報を盗まれてしまう可能性があります。

クレジットカードの情報やログインするためのID・パスワードを知られてしまったら、金品を奪える他、高額商品の買い物をされてしまうかもしれませんよね。

仕事の情報を漏洩してしまったとなれば、最悪の場合は解雇だけでなく訴訟問題などにも発展しかねません。

そんな被害を防ぐためにも、Wi-Fi通信のセキュリティ面が非常に重要なわけですが、「VPN」を使えばセキュリティを強化してくれるため安心なんです。

通信は目に見えないのでちょっと難しいですが・・・

  • VPNを使っていないWi-Fiは、簡単にデータや情報を盗まれてしまう
  • 盗まれるリスクがあるのは「フリーWi-Fi」「自宅のWi-Fi」などVPN接続や会社の専用線を使っていない全ての通信
  • VPNを使うと、セキュリティ面が強化される

というポイントはしっかり理解しておきましょう!

ではどうしてセキュリティ面が強化されるのか?

もう少しくわしくVPNの仕組みについて見ていきましょう!

 

VPNはどうして安全なの?

VPN接続は、あなたがWi-Fiを使って送ろうとしている情報やデータを“VPNサーバーという場所を通して暗号化する”というものです。

例えばあなたのパソコンから無料Wi-Fiを使って、会社の同僚にメールを送る際。

そのままの状態で送ると、会社の同僚の元に届くまでに盗まれる可能性があります。

もし盗まれてしまったら、

  • 差出人であるあなたの情報
  • 宛先である相手の情報
  • 封筒の中身

全てを見る事ができる状態ですので、改ざんされたり悪用されるリスクは高いですよね。

そこでVPNを使った通信に切り替えると、あなたが同僚宛てに送ったメールは、VPNサーバーで真っ黒なカプセルに入れられた状態になり、VPN専用のトンネルを通って、同僚のもとに届きます。

このトンネルは外から見ても何が通っているかわからず、真っ黒なカプセルもまた外から見ても中身が透けないので、もし誰かの目に触れるような事があっても安心なんです。

しかもこのカプセルはハッカーなどのプロであったとしても無理やりこじ開ける事はほぼ不可能で、認証して開く権利のある人にしか開ける事ができません。

上記の例では個人間のメールで例えましたが、サイトにあなたの個人情報や決済情報を登録する際も同様です。

あなたのパソコンで入力した情報が登録したいサイトに向けて出発する際に、VPNサーバーを通って暗号化した状態で専用回線を通るので、誰かに狙われたとしても見る事ができません。

VPN接続を使えば、Wi-Fiを使った様々な通信を守る事ができます。

 

VPNの必要性は?

VPNの必要性は?

VPNを使うとWi-Fi通信のセキュリティ面が強化されるわけですが、実際どんなシーンで必要になるのか?を見ていきましょう。

インターネットを使っていて情報が盗まれる事の危険性は何となく想像ができる方は多いと思います。

ただ問題はそれ以外にも、インターネット上の情報を盗まれたとしても盗まれた事自体気づきにくいという点にもあります。

実物のある手紙を盗まれたのであれば相手に届かない事で事態が発覚する可能性がありますが、インターネットの場合相手にも問題なく手紙が届いた状態になります。

そのため、道中で盗み見されていたとしても当事者は気づかない事もあるというわけです。

そんな事態にならないために事前にできる予防策・対抗策としてVPNが注目されているんです。

日本は比較的安全な国で、ハッカーやスパイの存在を目の当たりにしたことが無い方がほとんどですよね。

そのため、日本に住んでいて必要なの?と感じる方が多いかと思いますが、もちろん日本も例外ではありません。

どこに住んでいても無料Wi-Fiなどでインターネットを利用する可能性がある方であればセキュリティを強化しておくに越した事はありませんよ!

 

VPNが個人で必要な場合はどんな時?

個人でVPNが必要となるシーンは、例えば下記のような状況が考えられます。

  • 無料Wi-Fi利用の場合
  • Googleやyahooなどの検索エンジンに情報を提供したくない場合
  • SkypeやLINEなどのIP電話を安全に使いたい場合
  • 旅行などの外出先でネットを使う時
  • 海外のサービスを使う時
  • オンラインゲームをする時

スマホやパソコンを持っている人であれば、必ずどれかには当てはまるのではないかと思います。

特に日常的にGoogleやLINEを使っている人は多いですよね。

例えばGoogleを使う場合、検索者のIPアドレス(PC等に割り当てられるインターネット上住所)や検索内容が記録されています。

ウェブサイトの広告に自分の検索結果が反映されていたり、youtubeのおすすめ動画に自分の趣味に合うものが表示されるのはこのためです。

このシステムは一見便利ではありますが、よくよく考えてみると、インターネット上であなたがした行動(調べた物や買ったものなど)を知られてしまっているという事です。

特に知られて困る事が無い場合でも、自分がプライベートでしているインターネット利用の情報を収集されていると思うとちょっと怖いですよね。

VPNを使えばIPアドレスを保護できるので、検索エンジンに個人情報が記録されることは無くなります。

また、LINEなどのIP電話を使う場合も、通話中の内容は全て暗号化されるため、盗聴や録音を防ぐことができます。

他にも、海外へ渡航する事が無い方も、実はインターネットを使っていると知らず知らずのうちに海外のサイトを閲覧したり、海外の動画配信サービスを利用しているケースは多いです。

ブラウザが自動で日本語に翻訳してくれていたり、日本語に対応しているサイトも増えているので気づきにくいですが、海外のサイトって意外と身近にたくさんあるんですよね。

そんな時もVPNであれば情報をしっかり暗号化して守ってくれるので、セキュリティ面で安心して利用する事ができます。

 

VPNが会社で必要な場合は?

  • IP電話を安心して活用したい場合
  • 従業員が社外で公共ネットワークを利用する場合
  • 離れたオフィスと回線を結ぶ場合
  • 情報規制がある国で仕事をする場合
  • テレワークを導入する場合

会社でVPNを使う場合、セキュリティ面の強化と同時に、利便性も高まります。

例えば、本社と支社が遠い場所にある場合、以前は専用回線の敷設が必要でしたが、VPNは物理的に回線を敷設しないため、コストを抑えた利用ができます。

さらに、本社と支社だけでなく拠点同士の接続やリモートアクセスにも対応しているので、まさに現代の働き方に適したシステムです。

また、海外出張などで情報規制がある国でインターネットを利用する場合に、インターネット検閲によってさまざまな制限を受けてしまう事が考えられます。

その場合もVPNを使っていると日本のサーバにアクセスして仕事ができるので安心です。

仕事上の情報は、プライベートな情報とは種類は違えど絶対に守りたいものが多いですよね。

万が一同業者に知られてしまったりすれば大惨事ですし、顧客情報などを流出してしまえば企業の信用を失う事に繋がります。

もし社外の無料Wi-Fiなどを使って業務を行う可能性が少しでもあるのであれば、セキュリティ面でVPNの導入は必須と言っても過言ではありません。

 

VPNの導入方法を初心者でもわかるように徹底解説

VPNの導入方法は?

VPNには主に

  • インターネットVPN:インターネットを経由してVPN環境を構築する
  • IP-VPN:通信業者が保有する回線を利用する

の2種類があります。

それぞれ導入方法に違いがありますので、それぞれ順番に見ていきましょう。

 

インターネットでVPNを導入する方法

インターネットVPNは、インターネット網を利用したVPNで、拠点間の経路にインターネットを含み低コストで導入できるのがメリットです。

一方デメリットとして、トラフィックの混雑状況によって通信速度が遅くなるなど、品質が安定しない場合があります。

インターネットVPNを導入する手順は以下の通りです。

  • ①VPNルーターを準備する

VPNルーターは、購入またはレンタルで利用できます。

それぞれメリットデメリットがあるので、どちらが良いか検討した上で準備しましょう。

メリット デメリット
購入 ランニングコストが抑えられる。 構築に知識が必要。
トラブルが発生した際に解決するまでVPNが使えなくなる。
レンタル 契約内容によりサポートがあるため、構築からトラブル時に対応をしてもらえる。 ランニングコストがかかる
  • ②各拠点にVPNルーターを設置する

準備したVPNルーターをVPNを使いたい拠点に設置します。

その際VPN接続をするための設定が必要になりますが、設定方法は製品により異なるため、ルーターのマニュアルやレンタル業者に確認し設定しましょう。

  • ③端末でVPN設定する

VPNを使うパソコン・タブレット・スマホなどでそれぞれVPN設定が必要になります。

VPNの種類や端末によってソフトやアプリのインストールが必要となる場合がありますので確認してみてください。

複数人で利用する場合それぞれの端末で設定が必要になりますので、忘れずに設定しましょう。

 

IP-VPNを導入する方法

IP-VPNは、通信業者が保有する回線を利用するため、通信会社のVPNサービスと契約します。

インターネットVPNよりもさらに安全な環境を構築できる上、複数拠点、大容量データのやり取りをするときでも通信が安定するので企業などにもおすすめです。

IP-VPNを導入する手順は以下の通りです。

  • ①通信会社とVPNの契約

通信会社のVPNサービスは、利用人数や希望の通信速度などに応じて複数のプランから選ぶ必要があります。

サポートなどのサービスも通信会社によって異なりますので、ご自身にあった業者を検討して契約してくださいね。

  • ②CEルーターの設置

通信会社と契約するとCEルーターが送られてきますので、通信業者と接続するための拠点内に設置しましょう。

CEルーターは複雑な設定の必要がなく、企業のIPアドレスをCEルーターに設定するとIP‐VPNを利用できるようになります。

 

VPNの接続方法は?

vpnの接続方法は?

VPNの導入に必要なルーターなどの機器を設置したら、利用するデバイス(端末)でVPN接続のために必要な設定を行っていく事になります。

下記では種類ごとの接続方法について解説していきますので、ご利用の端末に合わせて参考にしてみてくださいね!

 

iPhone/ipadでVPNを接続する方法

  1. 「設定」→「一般」→「VPN」の順番にタップする
  2. 「VPN構成を追加」→「タイプ」→「L2TP」を選択する
  3. 「構成を追加」の画面で下記の情報を入力する
  4. 「完了」をタップすれば設定終了

ステータスバーに「VPN」と書かれたアイコンが表示されれば成功です。

「構成を追加」に入力する情報
  • 説明:任意の名前
  • サーバ:VPNサーバー
  • アカウント:認証レルムに登録されているユーザー名
  • RSA SecurID:オフ
  • パスワード:認証レルムに登録されているパスワード
  • シークレット:L2TP/IPsec簡易設定で設定した事前共有鍵
  • すべての信号を送信:オン
  • プロキシ:オフ

設定後、iPhoneからVPNへ接続する際は、「設定」→「一般」→「VPN」を選択し、「未接続」と書かれているVPNサービスをオンにする事で接続が完了します。

VPN接続になっているか否かは、ステータスバーに表示されるVPNのマークで判断しましょう。

 

AndroidでVPNを接続する方法

  1. 「設定」画面の「無線とネットワーク」→「VPN設定」を選択する
  2. 「VPNの追加」画面で「L2TP/IPsec PSK VPN」を選択する
  3. 下記の情報を入力すれば設定終了
設定画面に入力する情報
  • VPN名:任意の文字列
  • 種類:L2TP/IPsec PSK
  • VPNサーバーの設定:VPNサーバーのIPアドレスまたはDNS名
  • IPsec事前共有鍵の設定:事前に決めたキー
  • L2TPセキュリティ保護を有効にする:チェックしない
  • DNS検索ドメイン:空欄
  • Forwarding routes:VPN経由でインターネットに接続したい場合、「0.0.0.0/0」と指定

上記の他にもオプションの設定がありますので、必要に応じて選択して設定してください。

設定後にVPN接続をする際は、「設定」画面から「VPN接続設定」をタップし「ユーザー名」と「パスワード」を入力すれば接続できます。

接続に成功すると「接続されています」と表示されますので確認しましょう。

ユーザー名とパスワードの入力は、「アカウント情報を保存する」をチェックしておけば自動的に反映されます。

 

Windows10でVPNを接続する方法

  1. 画面左下のスタートボタン→歯車の形をした「設定」→「ネットワークとインターネット」→「VPN」を選択する
  2. 「VPN接続を追加する」をクリックし、画面に従って入力する
  3. 「保存」を選択して設定終了

Windows10のVPNの設定で入力が必要な項目は、

  • VPNプロバイダー
  • 接続名:任意の名前
  • サーバー名またはIPアドレス:VPNサーバーのアドレス
  • VPNの種類
  • 事前共有キー
  • サインイン情報の種類
  • ユーザ名(オプション)
  • パスワード(オプション)

となります。

「VPNの種類」を選ばなくてはならないので、事前に利用するVPNの種類を確認しておくとスムーズです。

設定完了後にVPNに接続する場合は、スタートメニュー→「設定」→「Windowsの設定」→「ネットワークとインターネット」→「VPN」で作成したVPNプロファイルを選択→「接続」の手順となります。

VPN接続名の下に「接続済み」という表示が出ていれば接続完了です。

 

macでVPNを接続する方法

macでVPN接続する方法は2通りあります。

下記では2つともご紹介していきますが、先にご紹介している手順の方が簡単なので、1つ目→2つ目の順番で試してみてください!

 

macでVPNを接続する方法①

  1. Macのアップルメニュー→「システム環境設定」→「ネットワーク」を選択する
  2. 左下のアクションポップアップメニュー (歯車アイコン)→「構成を読み込む」を選択する
  3. ファイルを選択し「開く」をクリックする

設定が正しく読み込まれれば以上で設定終了です。

 

macでVPNを接続する方法②

  1. Macのアップルメニュー→「システム環境設定」→「ネットワーク」を選択する
  2. 左下の「+」ボタン→「インターフェイス」→下記を入力して「作成」をクリックする
    ・「インターフェイス」:VPN
    ・VPNタイプ:利用するサービスで指定されている方式
    ・VPNサービス:任意の名前
  3. サーバーアドレスとアカウント名を入力し、「認証設定」をクリックする
  4. 認証設定にネットワーク管理者から指定されたユーザー名などを入力する
  5. さらに細かく設定する場合は、「詳細」から、セッションオプション・TCP/IP設定・DNSサーバー・プロキシなどの情報を入力後「OK」をクリックする
  6. 「適用」→「OK」をクリックして設定終了

設定が完了し接続できる状態となると「ネットワーク」のVPNの下に「接続済み」が表示されます。

設定完了後にVPNに接続する場合は、「システム環境設定」→「ネットワーク」→左側のネットワークからVPNを選択して「接続」をクリックすれば、接続完了です。

 

まとめ

VPNとは何か初心者向けに簡単に解説!必要性と導入方法は?

VPNとは何か初心者に簡単に解説!必要性と導入方法についてご覧いただきました。

VPNとは何か初心者の方にも簡単に解説させて頂きましたが、目に見えない通信の話なのでちょっと難しくとらえてしまう方もいると思いますが、VPN接続をすると、

  • 盗まれなくなる(トンネルを通る)
  • もし誰かの目に触れても中身が見えない(カプセルに入れられる)

という事です。

導入方法や接続方法をご覧いただいてもお分かりいただける通り決して難しくないので、この機会にセキュリティ強化のためVPNの導入を検討してみてくださいね♪